EF50mm F1.4 USM :Canonの王道標準レンズをレビュー

Canon
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この記事で書いたように、もう令和にも関わらず今更ですがCanon EOS 5D mark3を手に入れました。

もちろんレンズも一緒に購入したのですが、私が最初に選んだレンズがEF50mm F1.4 USM

巷ではCanonの王道レンズとも呼ばれ、名玉とも評されています。

というわけでEF50mm F1.4 USMを5D mark3に付けて3週間ほど経っての感想を書いていきます。所謂ファーストレビューです。

本記事では以下について書いています。

  • EF50mm F1.4 USMの仕様
  • このレンズの背景など
  • このレンズを最初の1本にした理由
  • 3週間使っての感想
  • 作例
  • まとめ

EF50mm F1.4 USMの仕様

型番EF50mm F1.4 USM
レンズ構成6群7枚
画角水平・垂直・対角線40°・27°・46°
開放F値-最小F値F1.4-F22
絞り羽根枚数8枚
最短撮影距離0.45m
最大撮影倍率0.15倍
レンズサイズφ73.8mm x 50.5mm
重さ(キャップ・フードなし)290g
フィルターサイズφ58mm

EF50mm F1.4 USMとは

Canonの王道とも言われる50mm標準レンズ

EF50mm F1.4 USMCanon EFマウントのザ・標準レンズと言っても差し支えないレンズです。

50mm F1.4というスペックはフィルムカメラ時代から標準レンズの定番。

寄ったり引いたり・角度を工夫したり・絞りを調整したりと、レンズワークの基本全てを学び・活かして写真を撮ることができるとも言われます。

発売年は1993年!

なんと30年近く前です。元号に直すと平成5年。

ほぼオールドレンズと言っても過言ではないです。

まだ新品で販売されている

しかし驚くべきことに2020年現在でも新品が流通しています。

ずっと(しかも10年以上前から)リニューアルの噂が立っていましたが、CanonがミラーレスのRFマウントに本腰を入れ始めた今となってはそういうことも無くずっとこのレンズがEF標準レンズの真ん中に立ち続けるのかもしれません。

ですがそれが功を奏し、高性能・高価格レンズが主流となってきた現代でもお求めやすい価格であることは確か。

とりあえず一本買っておくかと思いかねないほど。

3本あるCanon 50mmレンズの真ん中を担う

Canon純正の現行50mm単焦点レンズは以下の3本があります。

EF50mm F1.2L USM

Canon 50mm 単焦点レンズのハイエンドを担うのはEF50mm F1.2L USM

Canonユーザーみんなの憧れ、赤鉢巻きのLレンズです。

F1.2という非常に明るいレンズで、使った方はみんなとりあえず絞り開放で撮るのにハマるみたいです。

描写は非常に柔らかく、ポートレートに最適なのだとか。

私も一度は使ってみたいですね。

EF50mm F1.8 STM

反対に50mm単焦点のボトムラインEF50mm F1.8 STM

撒き餌レンズという罪深い単語を平成の世に広めた張本人です。(フィルム時代からそういう役割のレンズがあったのかも?)

新品でも2万円払ったらお釣りが楽に出るくらいの価格帯

キットズームではボケが少ないと思った方々が手を出し、このレンズのボケ具合に魅了され「ではあのレンズはどうなのだろう」と次々とレンズを買い始める、通称レンズ沼に落とす恐ろしいレンズです。

EF50mm F1.4 USM

本記事でレビューしている、Canon 50mm単焦点のど真ん中にあるレンズです。

ザ・標準レンズですね。

なぜEF50mm F1.4 USMをCanon EFシステムで最初のレンズにしたのか

安くて手に入れやすい

まず単純に安かったからです。

販売から時間が経っているのもあり、EF50mm F1.8 STMからほんの少し頑張れば手に入る価格なんですよね。

これはいい機会だなと

フルサイズ50mmF1.4というレンズを体験したことがなかったから

以前SONY α7IIというフルサイズミラーレスカメラを持っていたんですが、その時に50mm F1.4のレンズは持っていなかったんですよね。(めちゃくちゃ高価だったからというのもあります)

そしてフィルムカメラ時代から50mm F1.4のレンズは定番中の定番と言われていることを知ってはいました。

いい機会なので50mm F1.4、定番中の定番を勉強したいな、と。

Canonの「王道」に興味があった

Canonの王道と呼ばれるこのレンズに興味がありました。

そもそもいつかCanonに戻りたいと考えていましたし、いい機会だなと思ったんです。

つまり、まとめると色々といい機会だったからEF50mm F1.4 USMにしました。

使い始めて3週間ほど経った感想

フルサイズ+F1.4のボケは全てがボケる

F1.4開放。霜が降りたベンチ表面ですが、ピント面以外はこれでもかというくらいにボケました。

今回初めて50mm F1.4の開放というのを体験しましたが…標準レンズなのにとてもボケますね、当たり前ですが。

子供の顔アップで、目にピント合うように撮った写真はもう鼻がボケ始めていました。

なので開放は注意して使わないとと思うほど。

実際、開放F1.4ではあまり撮っていません。

F2以上に絞ることが多いです。

2段絞るまでは周辺減光が結構ある

F2。絞り開け気味に空を撮るとすぐに分かります。

周辺減光はすぐにわかるレベル。

確認のためテストしてみたいですが、2段絞る(F2.8くらい)までは周辺減光があるかな?という感じ。

といってもRAW現像時に補正できるので問題なし。

周辺減光は雰囲気出したい時に便利ですし、考え方次第ですね。

樽型に湾曲する

F5.6。左のラインが膨らんでいます。

建物を撮ってると分かるんですが、樽型湾曲が目につきます。

ピシッと真っ直ぐなものを撮ると気になるレベル。

最近のレンズではこういった盛大な湾曲はほぼ抑えられているものでしょうが、やはりオールドレンズに片足突っ込んでいるEF50mm F1.4 USMにそれを求めるのは酷でしょう。

絞ると(樽型湾曲以外は)全てが解決する

F16まで絞りました。主題となる梅全体にビシッとピントが合い、周辺減光もありません。

EF50mm F1.4 USMの開放ではほぼ全てがボケ、周辺減光も目立ちます。

しかし絞るにつれてピントが合う範囲が広がり、周辺減光もなくなっていきます。

ただし、樽型の湾曲だけは絞っても解消しません。

気になる方はRAW現像での補正を検討された方がいいでしょう。

EF50mm F1.4 USM作例

F2でこのボケ方。柔らかさを感じます。
これもF2。主題をはっきりと目立たせることができます。
F2.8。ピントが合ったところはしっかり解像。後ボケがうるさいかも。
F2.8。これくらいの絞りでもピント面を平行にすると全体にバシッとピントを合わせやすい。
F1.4開放。このようにど真ん中に主題を置いた時は開放で際立たせたくなります。
F1.4開放。中距離にある被写体を狙うならF1.4はあり。
F2。前ボケは綺麗かも?
F1.4開放。部屋の中は光量が足りないこともあるので開放も選択肢に積極的に入ってきます。でも難しい。
F4。これくらいの絞りから画質が均一になってきます。外ではこれくらいが使いやすいです。
F7.1。ストロボテスト兼ねて。艶感が出ました。

まとめ:絞りを勉強したい初心者にこそこのレンズを触って欲しい

EF50mm F1.4 USMは最初こそ開放F1.4の写りに面食らいましたが、絞りで写りが変化する面白いレンズだということが使い始めて3週間ほどで徐々に分かってきました。

写りが変化するということは、積極的に絞りをコントロールしたいという意欲も湧きます。

  • 開放〜F2.8では豊かなボケと周辺減光を生かして雰囲気重視
  • 中間絞り(F4〜F5.6くらい)で自然なボケを入れつつ、背景描写も入れる
  • キッチリ絞って(F8〜F22)全体にピントを合わせインパクトを出す

みたいな方向性で撮ろうかな、と。

そうやって撮るときに少しでも写真を考えることができるので、EF50mm F1.4 USMはCanon EFマウントの最初の一本としてとてもオススメできると感じました。

値段的にも手を出しやすいというのもオススメする理由の一つです。

昔のレンズなので弱点もありますが、それがまた味わい深い。

しばらくはこのレンズだけで初心に戻り写真を撮りたいと思う一本でした。

それではまた。

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