XF56mm F1.2 Rを手に入れるにあたり、フードをどうしようかと検討していました。
結果、UNメタルフード 62mmをレンズと同時購入しました。
本記事では
- UNメタルフードについて
- 社外品のUNメタルフードを選んだ理由
- 純正フードとUNメタルフードのサイズ感の比較
- FUJIFILM XF23mm F1.4用角型フードにしなかった理由
- UNフードでボケがケラレるかの確認
- UNメタルフードにするにあたっての注意事項
について書いていきます。
XF56mm F1.2 Rを考える人はみんなフードについて1度は悩んだんじゃないかと思います。
そんな皆さんの背中の一押しになれば。
では目次です。
UNメタルフードについて
概要
UNメタルフードはその名の通り、株式会社UNが出ている金属製のフードです。株式会社UNは東京の会社のようですね。
UNのフードはカメラ屋さんにも置いているので見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
さて、フードです。
カチッと取り付けるバヨネット式の純正フードは違い、ネジを合わせてクルクル回して取り付けるタイプです。
XF56mm F1.2 Rのレンズ径は62mmなので、62mmサイズが合います。
このフードは金属製ならではのしっかりとした質感があり、冷たい手触り。フード内側には細かい溝が彫ってあり、反射を抑えてくれます。
フードには「62mm」とだけ小さく、シンプルに刻まれているだけ。
更に驚くべきことに、どういう取り付け方をしても「62mm」表記が下を向くように製造されています。
色合いもXF56mm F1.2 Rとほぼ同じ感じで、合わせるとカッコいい見た目に。(後ほど装着写真あります)
シンプルですが全体的にちゃんとした作りで、信頼感があります。
ちなみにですが、レンズプロテクターにネジが切ってあるものにも装着できます。
私がXF56mm F1.2 Rに付けているプロテクターはKenko Zeta Quint 62mm。
少々お高めの値段ですが、富士フイルムに移行して初の純正単焦点レンズということもあり、良いフィルターにしました。
当然ながらこのプロテクターにもネジが切ってあるので、UNフードを装着することが可能です。
実はもう一つKenko Zeta Quint 62mmにUNフードと組み合わせ限定の利点が。
このKenko Zeta Quint 62mmは枠に溝が彫ってあるので、仮にフード側に引っ付いたとしても後で外しやすいです。
ネジ式のフードではフード側にプロテクターが引っ付いてしまうのは良くあることなのでこれはありがたいですね。さすがお高いプロテクター。
実は標準レンズ用
パッケージの裏に書いてある説明によると、本来はフルサイズ換算50mmのレンズ用なんです。
つまり、換算84mmのXF56mm F1.2 Rに付けるには遮光性能が足りない。
ではどうしてこのフードを選んだのか。次で説明します。
社外品のUNメタルフードを選んだ理由
XF56mm F1.2 Rは何回かレンタルしてしっかり検討してきました。
それで感じたのは純正フードがほぼレンズと同じくらいの長さで大きすぎるということ。
私のXF56mm F1.2 Rの主な使用用途は
- 街角スナップ
- 子供の記録
の2つなんですが、この用途で長く大きなフードは不要だと結論付けました。
と、いうことでもっと小さいフード無いかなと調べていたうちに目をつけたのがUNメタルフード。
もちろん先ほど書いたように遮光性能は純正フードより劣る上に、XF56mm F1.2 R自体の逆光耐性がまぁまぁ弱め。
ですが、街角スナップと子供写真ではあまりネガ要素にならないと判断しました。
純正フードとUNメタルフードのサイズ感の比較
こちらがUNメタルフードを装着した状態です。
レンズが艶あり、フードが少し艶無しですがご覧の通り違和感はありません。
前述の遮光性能に目をつぶれば、気軽に扱えるサイズ感です。
対してこちらが純正フード。
だいぶ長い。
絶対に有害光を遮光するぞというやる気が感じられます。
フレアやゴーストを極力出したく無い場合はもちろんこちらを付けることになります。
ちなみにプラスチック製です。
Canon、SONYと渡り歩いてきた私としては特に何も感じないのですが、人によってはレンズフードがプラ製なのが許せない、という意見もあるみたいです。
この2つのフードを見比べると、存在感がまるで違うと感じられるでしょうか?
FUJIFILM XF23mm F1.4用角型フードにしなかった理由
XF56mm F1.2 Rのフードを考えるにあたり、必ず検索でヒットするのが
XF23mm F1.4用角型フード
です。
この記事を読まれている皆さんもほぼ必ず検討されていることかと思います。
私も悩みました。
が、以下の2つの理由でこのフードを選びませんでした。
XF23mm F1.4用角型フードは高い
直球ですが、角型フードは高いんです。
新品で7,000円程度。
中古でも5,000円前後します。
後述するもう一つの理由を考えると、このフードに行くのは少々リスキーだと感じました。
対して、UNメタルフードは1,500円程度と、4分の1以下というお値打ちプライス。
最悪失敗してもなんとかなるかな、と思える価格ですね。
角型フードを付けると、ボケがケラレる疑惑がある
色々調べていると、角型フードではボケがケラレる(欠ける)ケースがある、という気になる記述を見かけました。
しかしそのケースは限定的であり、気にする必要はないという意見もありました。
正直なところ、悩みました。
が、上記の値段のこともあり、私は安全パイを取ることにしました。
購入時期がイルミネーションの季節で、ボケを強調した写真を撮るつもりだった、というのも大きいです。
(将来的にはXF23mm F1.4も手に入れるつもりなので、角型フードはその時でいっか、と問題を先送りにしたのはここだけの秘密)
UNフードでボケがケラレるかの確認(作例)
さて、このフードを付けて早速イルミネーションを撮りに行きました。
上でXF23mm F1.4の角型フードを買わない理由にも言及したので、一応確認です。
いかがでしょうか?
分かってはいたことですが、大丈夫そうですね。
角型フードでも同じ結果だったかも知れませんが、それはまたXF23mm F1.4を手に入れたら、ということで…。
UNメタルフードにするにあたっての注意事項
XF56mm F1.2 Rの純正キャップが付けれません。
これは私の確認不足でした。
パッケージ裏のの説明書に書いてありましたが、72mm径のキャップならフード先端に取り付けることができるようです。
合うキャップを持っていないので、現状はキャップ無しで鞄に放り込んでいます。
フィルターも付けているのでそこまで神経質にはなっていません。
折を見て合うキャップを探そうかと思います。
出来ればやはり純正の方がいいでしょうか。
ちなみに72mmのキャップといえばXF50-140mm F2.8ですね
UNレンズメタルフードにした理由まとめ
遮光性能を無視している時点で正直なところ好きなフードを選べばいいよね、という話なんです。
ですが、全く何も考えずにこのフードを選んだわけではありません。
結局1番大きいのは価格です。次に納得感。
お安め価格に対しての、モノの質が大阪人の気質的に刺さったので、UNメタルフードにしました。
手元に来てから気付きましたが、レンズ径表記がどうやっても下を向く所とかも気に入りました。(でもこれは別の社外フードでも普通かも?)
何はともあれXF56mm F1.2 Rのフードを探しておられる方にUNメタルフードという選択肢、オススメです。
それではまた。