ブツ撮りの勉強を進めると光のディフューズ方法について考える時が必ず来ます。
調べると様々な方法・道具が出てきますが、今回はワンコインでストロボ光をディフューズする道具(ディフューザー)を安く自作する方法・その使い方をご紹介します。
ちなみにオフストロボ推奨です。
※オフストロボ=カメラからストロボを離して遠隔操作(関連リンクを記事の最後に貼ってます)
必要なもの
ダンボール以外は全て100均ショップで揃います。
計算すると400円+消費税ですね。
さらにカッターやハサミ、セロテープは大体の家に置いてあるので実質200円ちょいで自作できます。
作り方
※作る際はカッターやハサミの刃が机や床、そして人体を傷つけないよう十分に対策してください。私は床を少しやっちゃいました…。
完成品を見ると分かるようにトレーシングペーパーの張り方は適当で構いません。
ここであんまり神経質になると肝心の撮影時間が減るのでささっとやりましょう。
大きさにもよりますが、10分もあれば完成すると思います。
使い方
これだけです。
この方法のキモは自作ディフューザーをできる限り被写体に寄せるということ。
ストロボの直前に設置するのは効果が出ません。
このようにストロボからディフューザーを離すほどディフューザー全体が光り、光が全面に柔らかく広がります。
こんな風にディフューザーを被写体に被せるようなイメージです。
ちなみにですが、基本的にこの自作ディフューザーは手持ちします。
ですのでレフ板も手持ちにすると腕の長さと数が足りなくなります。
そのためカメラのタイマー、もしくはレリーズを活用しましょう。
作例
実際にこの方法で手持ちのサングラスを撮ってみました。
見比べるとサングラスのエッジに当たる光と、透過して床面に出る影がかなり柔らかくなっていることが分かります。
ストロボの直射感が無くなり、落ち着きや高級感が出てきていると感じませんか?
人によっては違いはほんの少しに感じるかもしれません。
ですがブツ撮りのクオリティを上げるのは、ほんの少しの違いの積み重ねだと私は思います。
注意点
非常に適当に作る方法なので、大きなツルッとした面を持つ被写体にはテープやツギハギ感が写る可能性があります。
A3サイズのトレーシングペーパーを置いている100均ショップもあるらしいので、手に入ればそちらを使ったほうがマシかも。
ですが基本的にはちゃんとディフューズ効果が出るはずです。
あとがき
自作のメリットは
だと思います。
今回紹介した作り方は、ふとした思いつきでできるくらい簡単です。
もちろん人によっては手先が不器用で難しいと思われる方もいるかもしれません。
それでも材料がそもそも安いので、何回も挑戦すれば上達するはずです。
ちょっとした手間で写真のクオリティが上がるので、皆さんも是非挑戦してみてくださいね。
ちなみに、もしAmazonでディフューザーを買うなら、次の方法がポイント率が上がってお得です。
- Amazonプライム会員になる
- Amazonポイントをチャージする
- ディフューザーやビデオライト、ストロボをAmazonポイントで購入する
Amazonポイントをチャージするというのがミソで、Amazonプライム会員であれば5,000円以上で最大2.5%、通常会員であれば最大2%ポイントが貰えます。
それではまた。