【作例】天王寺動物園の夏【Canon EOS 5D MarkⅢ & EF50mm F1.4 USM・TAMRON SP AF 180mm F3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1/Model B01E】

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前回、長居公園植物園に向かってたら、植物園に入園直前ででライオンさんが見たいと唐突にゴールをずらされてはるばるやってきました天王寺動物園。植物園にライオンが居たら良かったのにな。

と言っても地下鉄で3駅とすぐですけども。※ただし徒歩時間は考えないものとする

流石に途中お昼ごはんを挟んで休憩。

天王寺って梅田に次ぐダンジョンになりつつあると思います。天王寺駅って中二階とか中地下階とかあって迷わなくない…?

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天王寺動物園とは

大阪の動物園と言えばたいていの人がここの事を指す、開園して100年の歴史ある動物園です。

地理的には大阪南部のターミナル駅、JR・大阪メトロ天王寺 / 近鉄大阪阿部野橋駅 / 阪堺線天王寺駅前駅と、関西空港直通列車が走る南海/JR新今宮駅の間に位置します。

ターミナル駅ということだけあって、様々な商業施設が点在します。近鉄百貨店が擁するあべのハルカス、あべのキューズモール、天王寺ミオが代表的でしょうか。

天王寺動物園の隣には最近天王寺動物園の一部を再開発してできた「てんしば」と呼ばれる広大な芝生広場、由緒ある大阪市立美術館、そして私イチオシフォトスポットの慶沢園(けいたくえん)という旧財閥住友家の園庭が存在します。

てんしばから臨む通天閣

そして大阪のミナミのシンボル、通天閣とあべのハルカスがどこからでも臨めます。

このように天王寺動物園の周りには大阪ミナミを代表する様々なものがあり、賑わいを見せています。

2020年に出来たてんしばi:na(イーナ)。ボルタリング施設があります。

(…平成中期頃までは青空カラオケと呼ばれる、テント貼りのゲリラカラオケ屋と青いビニールテントが至る所に建ってて、ザ・オオサカみたいな雰囲気でこれはこれで凄かった。再開発のためか橋下さんの時代に行政代執行で全て撤去。)

他にも天王寺周辺は地理的歴史的に興味深い史跡がたくさんたくさんあるのですが、ご紹介はまたの機会に。(四天王寺とか日本橋とか新世界とか…)

天王寺動物園のようす【EF50mm F1.4 USM編】

前項の写真もEF50mm F1.4 USMで撮ってます。

フルサイズ焦点距離50mmの画角のレンズって、色んな場所で標準レンズ、見たまんまの景色を写すって言いますよね。ですが個人的には50mmって望遠域に片足突っ込んでるレンズだと思うんです。「ちょっと狭い」って感じる場面が多いと言いますか。

とは言っても撮りたい対象との距離や大きさ、シチュエーションによって変わりますけども。強いて言えば子供撮るとき、周りの景色や人(母親や祖父母)を入れたい時は狭いと感じることがが大半です。

そこを念頭においてこの記事のEF50mm F1.4 USMの写真を見てみると面白いかもしれません。前項の写真は遠景で大きなもの。これからお見せする写真は近くて比較的小さなものを写しています。

エスプリが効いた看板。みんな一度は考えませんか、こういうこと。

こういうぽっと出の看板を記録的に撮るのは50mmレンズがしやすいなと思います。

どこになんの動物が居るか分かりやすく写真で示してくれてました。熊が多くてクマッたなぁ

目的はライオンさんなので右に進むと、エミューがまずお出迎え。

が、子供からするとかなり強面だったようで、「目が怖い」と怯えていました。慣れたらキリッとイケメンの目だと思うんですけどね。また子供基準では鳥と認識できないようです。

ガラスが反射してエミューがよく見えないので、こういう時はPLフィルターが欲しいですね。

室内でCanon EOS 5D MarkⅢの高感度を試す

ここからレンズをTAMRON SP AF 180mm F3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1/Model B01Eへ交換。檻の向こうの動物を撮るには50mmではちょっと足りないと判断しました。

そのまま室内の動物を撮影。このレンズは開放でもF3.5と暗めのレンズなので、オートに設定しているISOがガンガン上がります。良い機会なのでEOS 5D MarkⅢの高感度がどれだけ使えるかみてみました。

ちなみに、TAMRON SP AF 180mm F3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1/Model B01EにはPLフィルターを装着し。ですので本来のレンズ性能よりも多少暗くなっています。

寝ているトラの尻尾がこちらに向いていました。連日とてつもなく暑いし仕方ないよね・・・と思いつつ尻尾だけでもと撮影。

ISOは4000。シャッター速度は1/250秒と十分です。

ISOが4000まで上がっても毛並みが細かく写っていて趣味ならば十二分に使える印象です。

レッサーパンダは可愛い。ですが体長が思ったより大きいんですよねレッサーパンダって。なので襲われたら結構怖いよなぁ、と思ったり。

ISOは12800まで上昇。1万を超えると大台に乗った気分になります。

いかがでしょうか。PC画面で見ても毛並みなど中々写っていると思います。写真をそんなに大きくしないなら結構見れると思います。レンズのお陰もあるかも?

EOS 5D Mark Ⅲは世代的には2世代以上前と言ってもおかしくないカメラですが、高感度耐性は十分にあると確認できました。

私はISO3200までは普通に使っていて、6400も許容範囲と考えています。今回12800もシチュエーションによっては使える度分かりました。

TAMRON SP AF 180mm F3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1/Model B01Eで動物たちを写す1

さてここからは太陽の下、TAMRON SP AF 180mm F3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1/Model B01Eで撮っていきます。

暑いのもあるだろうけど夜行性なので基本昼間は寝てるオオカミさん。

檻の格子、なんとか消し飛ぶかなって期待しましたが飛びませんでした。距離感かな?

子供待望のライオンさんもおねんねしてました。

子供は

「ねんねしてるねー…」

と残念そうでした。うん、残念。

ハルカスとキリンとエランド。天王寺動物園ならではの風景ですね。

この方々は元気に活動中でした。

あ、この写真だけTamron SP AF 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model272E)通称タムキューで撮りました。180mmだとハルカスが入らなくて…。

180mmに比べてこの写真だけ少しパキッと解像してませんか?Lightroomで現像しましたが、シャープネスに関する項目(明瞭度も含む)は90mmも180mmも同じにしたので比較できるかと思います。

エランドと水を巻く飼育員さんのツーショット。炎天下、動物も飼育員も皆さまお疲れ様です。

これ以降は180mmオンリーです。

飼育員さんがキリンに餌をあげる時間だったようです。

何トカゲか忘れましたが、微動だにしませんでした。胴体にピントが言ってしまいましたね。

サイ同士で頭合わせて押し合い。サイなりのじゃれ合いでしょうか。

遠目で見ていましたが、迫力がありましたよ。

色鮮やかなフラミンゴ。この色って食べるものから来ているものだとか。

ハードなモノクロで現像。フラミンゴって目が結構怖くて、その眼光の鋭さが強調したかったのです。

背景となったフラミンゴたちの群像感といいますか、そういうのもあってお気に入りの一枚です。

インターバル

天王寺動物園の中からはほぼどこからでもあべのハルカスが見えるんですよね。本当に大きい。

一度てっぺんまで登ったことがありますが、景色が綺麗で中々に見る価値がありました。

ここらで水分補給。余談ですが、私はオレンジジュースの中でバヤリースオレンジが1番好きです。果汁100%のオレンジジュースって酸っぱくて酸っぱくて。

TAMRON SP AF 180mm F3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1/Model B01Eで動物たちを写す2

チンパンジーも暑さでダルそうな感じでした。

アシカも中々な表情。

白クマは元気におもちゃと遊んでいました。寒い土地の動物なのにこの暑さでも大丈夫そうな感じ。

結構意外ですよね。

最後は憎めない顔立ちのメガネクマ。なんだかずうっと見つめられていました。照れる・・・。

まとめ

レンズの感想ですが、50mmと180mmの組み合わせって結構良いコンビだなって思ったのがまず一つ。

実はこの日、タムキュー272Eも持っていっていたんですが、ほぼ使わず。(元々180mmメインの予定というのもありましたが。)

倍率にして3倍強画角が違うって、ファインダー覗くと結構インパクトがあるんですよね。だからレンズを付け替えると毎回新鮮さがある。

90mmも2倍近くありますが、180mmと比べると、50mmからの付け替えは相対的に弱く感じました。

つまりですが、90mmを持ち出す時は画角が3倍程度違うレンズを持っていくと同じ感じを味わえるのでは無いか、と思うんです。

…30mmか300mmですね。300mmはシグマの古い300mmF4を持ってるんですが、新しい(フィルム含む)EOSではエラーが出て使い物になりません。

つまり、広角。30mm付近で言うと、24、28、35mmでしょうか。うーむ

もう一つは、古いレンズだろうが何だろうが、写りには関係無いっていうのがここ最近撮ってて改めて思い知らされたってこと。EF50mm F1.4 もTamron 180mm F3.5 Macroも古いレンズですが、しっかりとしたカメラ(EOS 5D Mark Ⅲ…これももう古い部類に入りますかね)に付けてしっかり撮れば素晴らしい写真が撮れます

かたや50mmは開放で優しい写り、絞ってキチッとクリアーな写り。

かたや180mmは近距離で全てをボカしつつもピントが合ったところは解像しつつも優しい写り。遠距離は遠距離でキチッとした写り。

ちゃんとシチュエーションによって使い道が見えてくるレンズって楽しいです。

ちなみに90mm、つまりタムキューはTamron 180mm F3.5 Macroよりもキリッとした写りだと最近思ってます。

この二本も比べつつ撮りに行きたいですね。

さて、動物たちを撮りながら、子供の体調を見ながら、時には抱っこしながらと年々厳しさを増す暑さの下、動き回るのはハードワークでした。

子供は流石に疲れたのか、前回のように

「次はお花見たい!(^○^)」

とは言い出さず、帰りは寝てくれたのが救いでした。

今回使ったレンズ

※ただし廃盤のため、新品で同焦点距離のレンズはこちら

フィルター径は72mm(Canon純正180mmマクロレンズも同様)

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Tamron SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1 (Model B01)についての記事は以下から飛べます(本記事含む)。廃盤ですが、描写力と価格(中古)を考えたら良いバランスのレンズだと思います。

>>>TAMRON SP 180mm F3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1/Model B01Eを令和にお迎えしました

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それではまた。