通勤中にスナップ写真を撮りたい!と思った時に検討したカメラ

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通勤中にスナップ写真を、心置きなく撮りたい。

ふと思い立ち、今の機材含め機材の小型化を色々と検討しました。

YouTube始めました!

スナップ撮影する時のカベ

スナップ写真とは何ぞや、というのは置いておくとして、スナップ写真を撮影する時には(小心者の私にとって)色々なカベがあります。

ちなみに、ここでのスナップ写真は、

こんなんだったり
こんな感じのだったり
こういう感じの

だったりします。全部モノクロですね。

カメラが大きい

私のカメラはCanon EOS 5D markⅢ

サイズは約152.0(幅)×116.4(高さ)×76.4(奥行)mm、重さは約950gの、フルサイズセンサー搭載の一眼レフカメラです。

これが大きいのか小さいのか、主観的な意見は様々でしょうが、街中で振り回すには大きいカメラでしょう。

更に、そこに大きなレンズを付けるとなると…。

やはり大きいカメラは注目を集める(と勝手に思ってる)ので、色々と気を遣います。

シャッター音が気になる

一眼レフカメラで撮ると、ミラーアップしない限り、絶対にシャッター音が鳴ります

人を撮っていると、「今撮りました!」という合図になって分かりやすいんですけど、街中でスナップする時は注目を集めるだけなので、正直鳴って欲しくないです

でもフルサイズセンサーが良い

実は上の障壁は、コンパクトデジタルカメラ、いわゆるコンデジにすれば突破できます

が、コンデジのセンサー(1インチセンサーなど)はだいたい小さいんですよね。

私はコンデジよりセンサーサイズが大きいマイクロフォーサーズセンサーや、APS-Cセンサーを載せたデジカメも持っています。

そこら辺を経験した上で言うと、やっぱりフルサイズセンサーが良いんです。

RAW現像をしちゃうと特にそう思います。

EOS 5D MarkⅢはもう結構古めのデジカメですが、それでもRAW現像をすると、フルサイズセンサーの余裕を感じます。

かなりワガママですよね。

ワガママが叶うカメラ、あるんです

一昔前なら、こんなワガママを叶えてくれるカメラなんてほぼありませんでした(車と同じくらいに高いライカくらい)。

しかし、近年ではフルサイズセンサー搭載なのに小さく収まっているカメラが登場し、選択肢が広がりました。

というわけで、スナップ写真に最適な小型カメラを検討します。

検討候補の機材

レンズ交換型カメラ

SIGMA fp

2019年に突然現れた、Pocketable Full-Frameがコンセプトのフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼。

キットレンズの45mm F2.8DG DNも含め、掛け値なく手のひらサイズに収まります。

魅力的なのは、ハリウッド映画でも採用されることの多い、「ティールアンドオレンジ」という色調で写真が撮影できるということ。

このティールアンドオレンジ、街中でのスナップ写真に良く合いそうなんですよね。

ティールアンドオレンジは、LightroomやPhotoshopなどの後処理でも再現できますが、撮影したその場でその色調が適用されている、というのは革新的でしょう。

SONY α7c

SONY(ソニー)
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世界最小・最軽量の約509g。手軽にフルサイズの描写力を持ち運ぶことができる。

ミラーレス一眼カメラのシェアトップを走るSONYが販売している、世界最小・最軽量(※)フルサイズミラーレス一眼カメラです。

※というのは、「光学式手ブレ補正を搭載したフルサイズセンサー搭載のカメラの中で」ということ。

そう、このカメラの一番の特徴は、手ブレ補正搭載ということ。

その他、フルサイズセンサー搭載ミラーレス一眼を、長年に渡り開発してきたので、技術的にも色々と煮詰まっている信頼感があります。

以前、α7Ⅱを使っていたというのもあって、移行もすんなりできそう。

EOS RP

一眼レフを含めると業界トップのCanonが放つ、小型軽量のフルサイズセンサー搭載ミラーレス一眼。

が、先のSIGMA fpやSONY α7cに比べ、大きく、そして手ブレ補正非搭載です。

ですが候補に上がったのは、今手持ちのレンズ資産をフルに活かすことができるから。

EF-RF変換のマウントアダプターを公式に出しており、キャノンEFマウントレンズだと、ほぼ完全に使うことができるとのこと。

イチからレンズ構築しなくて済むのは、とても楽ですよね。

サイズ・重量を一覧表で比較

色々悩むところですが、スナップ撮影に適したカメラということで、ここはサイズと重量が大切。

なのでサイズと重量の比較表を作りました。

メーカー機種名サイズ重量
CanonEOS 5D MarkⅢ約152.0(幅)×116.4(高さ)×76.4(奥行)mm950g
SIGMAfp112.6 x 69.9 x 45.3mm422g
SONYα7c約124.0 x 71.1 x 59.7mm509g
CanonEOS RP約132.5(幅)×85.0(高さ)×70.0(奥行)mm485g

やはりSIGMA fpが1番小さくて軽いですね。本体だけでも5D MarkⅢの半分以下!

実は欲しすぎて家電量販店の展示をめちゃくちゃ触りました(笑)。

α7Cは意外とRPよりも重いんですね。ですが、軍艦部(カメラの上面)がツライチなので、高さは抑えられています

RPは接眼部が一眼レフカメラスタイルなので、高さがあり、幅も奥行も候補の中で1番大きいですね。

結局、これを買いました

というわけで、レンズ買いました。

しかも5D Mark Ⅲ用のEFレンズカメラ買い替えじゃなかったのかい。

今回色々調べる中で、実はこれが1番重要なのでは、と気づいた点があります。

  • 通勤鞄への、カメラの収まり具合
  • 予算

今回買ったEF40mm F2.8 STMはいわゆるパンケーキレンズと呼ばれるもの。かなり薄いレンズなんです。

フルサイズミラーレス戦国時代となっている昨今、AF付のパンケーキレンズはどのメーカーからも出ていません。

そう、今まで取り上げた小型フルサイズミラーレスカメラには、パンケーキレンズがありません

なので、レンズも含めた大きさを考えると、意外と嵩張ります。

対して5D MarkⅢ+EF40mm F2.8の組み合わせは、重さは致し方ないとして、嵩張り具合を考えると他の組み合わせとほぼドッコイ位とみました。

そして私の懐事情が合わさり、EF40mm F2.8 STMが我が家にやってきた次第です。

もちろん手持ち機材を全て売り払えば、行けなくはないんです。

ですが、私の中で随一のお気に入りレンズ、Carl Zeiss Distagon T*2/35 ZEを手放すのはとても惜しい

そしてEF40mm F2.8 STMは1万円ちょっと

そういうわけなんです。ご賢察ください

というわけでいらっしゃいませ

※EF40mm F2.8 STMのレビューをしました

それではまた。