Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZEのお陰か、苦手な人が多いと言われる35mmの画角が好きになってきました。
その分良く持ち出すので、これまで撮り溜めた写真を放出していきます。
コシナの一眼レフ用クラシックZeissってどんなもんか(特にDistagon 35mm F2)、または35mm単焦点レンズってどんな感じなのか、気になる人の参考になれば。
撮影写真の紹介
ちなみに(ほぼ)全て撮って出しです。(EOS 5D MarkⅢ、ピクチャースタイル:スタンダード、シャープネス:4、コントラスト:-2、色の濃さ:2、色あい:0)
※撮影情報を書き込むためにAdobe LightroomにJPEG取り込み、書き出しをしています。そのためLightroom内では現像パラメータを弄っていません。
※ただし、梅田のスナップのみLightroomでRAW現像、それ以外のモノクロはEOS 5D MarkⅢのピクチャースタイル:モノクロ(パラメータは失念)です。
今回使ったレンズ(の後継モデル)
フィルター径は58mm

開放からこの写り。
しかもジャスピンならため息が出るほどシャープに写ります。
コントラストが高く、色も濃く出るレンズなので、Canonのピクチャースタイルと合わせるとそれで充分な写真を撮ることができますね。

開放からシャープなレンズを付けていると、どれだけ写真撮っててもついついやっちゃう開放性能試し。
このレンズのお陰で、サビや汚れの写りを見てグッと来る変態になりました。

開放で撮ってるとピントズレはしょっちゅうあります。
ちょっとピントがズレていても雰囲気が…
と言える器量が今の私には無いのですが、マニュアルレンズ使っていたらこんなの連発ですよ、ということで供養。

こっちはピント合わせました。
F5まで絞ったらそりゃ合わせやすいよね、ってことで。
さっきの写真と比べると、周辺減光も綺麗さっぱりなくなっています。
周辺減光はF2.8でほぼ無くなります。



レンズの性能だけを試す近距離写真三連発。
EOS 5D MarkⅢのピクチャースタイル:スタンダードからシャープネスを1だけ増やしていつも撮影してるんですが、これ以上シャープネスを上げなくても充分なのが分かります。
更に言うと、RAWファイルでこのレンズで撮影した写真を現像する時も、シャープネスは上げることはほとんど有りません。

順光の踏切と青空。
Canon特有の色と、彩度コントラストシャープネス高めのDistagon 2/35 ZEは相性バツグンです。
現像をする場合、各パラメータを増やす、ではなく過剰なので減らす方向に意識が向きます。

F3.2という珍しめの絞り値。
このレンズにおいて、私の場合、絞り値の操作は
- 今、マニュアルでピントを合わせられる状況か
- 周辺減光のコントロール
- ボケ量のコントロール
の順で検討して決定してます。
子供を撮る時は特にそう。
もし子供の体力ゲージが満タンに近く、今にも走り出しそうなら、素直にF8やF11まで絞ります笑。
なんか今日はしおらしいな、ゆっくりペースかな?って感じたら開放付近を多様してチャレンジですね。

このレンズで難しいなと思うシーンは、高彩度の被写体、特に色濃い目の花を撮るシーンです。
いつもの設定のまま撮ると即・色飽和をするので、光を取り入れて立体感を出すか、素直に彩度を下げたりなどするかをしないといけません。
この写真を撮った時は昼間・晴天で光がバシッと差すシチュエーション。
なので撮影位置をアレコレ変えつつ、少し露光量を落として撮りました。

これは夕日が差すシチュエーション。目で見た感じをなんとか写真に収めたいと思い、カメラを取り出しました。
…が、赤い夕日が赤いツツジに差し、正直かなり苦戦しました。
一歩間違えたら色飽和祭りです。
なんとか思った感じになりました。

Distagon T* 2/35 ZEは遠景も得意です。
ツツジと木々の葉がモリモリっと立体的に映し出されています。このレンズの素性の良さがよく分かる一枚になりました。
F5.6まで絞っています。
あ、赤いツツジって離れて群体として撮った方が良いぞと気付きも得ました。

これはF11までガッチリ絞り、隅までピントを合わせようとしました。
元々がシャープなレンズなので、絞りすぎかな?と思う絞り値でも全体的にシャープな画が得られます。
そういう意味でも遠景が得意と言えるでしょう。



夕日が差すコンクリートをパシャリ。順にモノクロ・カラー・モノクロです。
モノクロにするとこのレンズのシャープさがより際立ちますね。

大阪駅前の一シーン。
このレンズは絞るのも良いですが、開放からこの写りなのが本当に好きなんですよね。
ピント面のシャープさ、発色とコントラスト、そして周辺減光。
ある程度構えて撮りますが、こういう何気ないシーンがドラマティックになるといいますか。

こちらはモノクロにしましたが、なにか情感を足すレンズと言う感じがします。


開放F2という明るさ、35mmという焦点距離と、最短撮影距離30cmの近接撮影能力のおかげで、日常を記録していく目的にもフィット。
F2で近付きすぎると、ボケとの戦いになりますが。

ただし、歪曲があります。
キッチンボード の上部がかなり曲がっていますね。

料理写真にも意外と使っています。
ただし、ガッツリ近くので油はねには注意。

撮って出しでシャープ。だから気にするのは光の方向だけ。

発色が良いから、撮ってすぐにSNSにあげられます笑。

こうやって子供が遊んだ痕跡も残せます。

最後はミニカーで締め。
今回使ったレンズ(の後継モデル)
フィルター径は58mm
Carl Zeiss Distagon T* 2/35ZEで撮った写真を見返して気づいたこと
- F2だとマニュアルフォーカスでも結構ヒット率高い
- 直線を撮ると歪曲は一目で分かるレベル
このレンズで動き回る子供を撮ることが多いんですが、その割には開放でもピントを合わせ易いなと感じます。
それは恐らくこんな理由。
- F2という控えめな開放値
- このレンズの光学性能(ヌケがあって見やすい?)
- フォーカスリングの滑らかさ
お陰でピント面が薄くなるある程度の近距離(手を繋ぐ距離に居る子供の目など)もまあまあピントを合わせることができます。
また分かっていたことですが、歪曲は結構ありますね。すぐ目に付く程度には。
直線が水平に出る写真は、補正無しだと苦手なようです。
Carl Zeiss Distagon T* 2/35ZEで撮っていて欲しいと思った機能
- それでも欲しいな、オートフォーカス(今月の標語)
さっきと真逆の話ですが、常にマニュアルフォーカスは子供連れにはしんどいです。
やっぱりオートフォーカスが恋しくなることがあり、そういう時はEF50mm F1.4 USMを持ち出します。
しかし35mmに慣れたせいか、50mmって準望遠じゃない?って思ったりする事もあるくらいに画角が狭く感じる体になってきました笑。
35mmでオートフォーカスが効いて、お気に入りのDistagon構成のレンズって無いかなぁ…?
それではまた。