こんにちは、あるびと(@arbit_13)です。
富士フィルムX-T3に乗り換えてからはや3週間。
紅葉、動物園、イルミネーション、キャンドルナイトとけっこう色々なところにX-T3を連れ出しました。
そして日々子供を撮ったり妻を撮ったり…。
X-T3を3週間使用して、私にとって非の打ち所がないカメラだと感心しきりです。
感心ポイントを詳しく知りたい方はコチラ
さて、富士フィルムはカメラ本体とレンズを無料で1日貸し出してくれるという太っ腹なサービスをされています。関西では富士フィルム大阪サービスステーションでレンタルできます。場所などの詳細は富士フィルムX-H1をレンタルして物欲を加速させた話に書いてます。
ちなみに2018年12月現在、X-T3もレンタル開始したので検討されている人は要チェックです!
と、いうことで今回はそのサービスを利用し、広角ズームのFUJIFILM XF10-24mmF4 R OISをお借りしました。
そのまま難波方面へふらっと撮りに。
…で、猛烈に欲しくなりましたこのレンズ。
ということで今回はXF10-24mm F4 R OISをなぜ猛烈に欲しくなったのかをお話ししていきます。
キーワードは次の3つです。
- 超広角ズーム
- F4通し
- 小さくて軽い(フルサイズレンズ比)
また合わせて作例も載せています。
※作例は全てAdobe Lightroom Classic CCにて各種調整し現像しています。
では目次です。
XF10-24mm F4 R OISとは
富士フィルムのミラーレス一眼カメラ、Xシリーズの交換レンズの一つ。
XF10-24mm F4 R OISはその中で「広角ズーム」に属します。
XF10-24mm F4 R OIS諸元
名称 | XF10-24mmF4 R OIS |
---|---|
開放F値 | F4 |
最小F値 | F22 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
ステップ段差 | 1/3ステップ(全16段) |
最短撮影距離 | 24cm |
最大撮影倍率 | 0.16倍(テレ端) |
最大径×長さ(約) | ø78mm×87mm(ワイド端)/87mm(テレ端) |
質量 | 約410g |
フィルターサイズ | ø72mm |
フルサイズ換算15-36mmのF4通しなので、いわゆる小三元とも呼ばれるレンズです。
またOIS、つまり手ブレ補正を搭載。もともと広角は手ブレの影響を受けにくいと言われていますが、あればありがたいですね。
ちなみに上位に大三元レンズ、XF8-16mm F2.8 R LM WRが鎮座しています。最近発売された(本記事執筆時点)最新レンズですね。
ですが、結構良いお値段なので、広角ズームはXF10-24mm F4 R OISで、という方がほとんどだと思います。
XF10-24mm F4 R OISの特徴
広大な画角から標準画角までこなす便利ズーム
このレンズの1番の特徴は広角端がフルサイズ換算15mmという、人の目を超えた圧倒的に広い範囲を撮影できること。
目の前にあるビルを見上げて撮ると、ファインダー内にすっぽり入ってまだ余白ができるほど広かったです。
標準域のレンズしか使ったことない人には衝撃的な広さだと思います。
普通超広角レンズて撮った写真は自然風景写真が多いのですが、街中スナップでも威力を発揮します。
また望遠端はフルサイズ換算で36mmとなります。
この焦点距離はいわゆる標準画角と呼ばれるもの。人が普通に見ている景色くらいがファインダー内に収まる感じです。
換算15mmだけだと広すぎて少し使いにくいことが多いので、この画角までズームできるのはとても便利でした。
つまり、XF10-24mm F4 R OISは広角便利ズームなんです。
実際、今回子供と一緒に街中に出かけて撮っていたところ、街中では広角側で子供を入れつつ街中の様子も分かる写真が撮れました。
対して、休憩でカフェに入った時は望遠側で子供の表情をしっかり捉えることができました。
通しF4
XF10-24mm F4 R OISはズームしても開放F値が変わりません。開放F値はF4のため、広角でも望遠でもF4のままです。
つまり、シャッター速度やISO感度など他の設定を変えない場合、ズームしても同じ明るさの写真を撮ることができます。
(測光方式よっては変わるかもしれませんが、一般論として。)
もっとエントリーよりのズームレンズだと、だいたいの場合ズームすると開放F値が変わります。
そうすると広角と望遠で写真の明るさが変わってしまい、安定した写真を撮るのにひと手間かかってしまいます。
このXF10-24mm F4 R OISのようなF値不変のレンズは通しズームとも言われます。
安定した写真が求められるプロの現場でよく使われてますね。
軽くて小さい(フルサイズ比)
フルサイズ以上のカメラを使っていた私としては、このレンズは軽くて小さいと感じました。
念のため、他社の広角F4通しズームと比較してみましょう。
FUJIFILM | Canon | Nikon | |
---|---|---|---|
名称 | XF10-24mm F4 R OIS | EF16-35mm F4L IS USM | AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR |
サイズ | ø78mm×87mm | φ82.6mm×112.8mm | φ82.5mm×125mm |
フィルター径 | 72mm | 77mm | 77mm |
重さ | 約410g | 約615g | 約680g |
以上からもお分かりの通り、XF10-24mm F4 R OISは(富士フィルムのレンズの中では二本しかないですが)数ある広角ズームの中でも扱いやすいサイズ・重さです。
フルサイズレンズよりも200g、缶コーヒー1本分以上は軽いですね。
当然センサーサイズの違いなどの要素も考えなければいけませんが、同じくらいの焦点距離だけで見るとかなり軽量コンパクトと言えるでしょう。
富士フィルムの色が好きで広角で撮りたい!と思っている他社カメラユーザーにとってはなかなか魅力的なスペックではないでしょうか。
またこのレンズはズームしても全長が変わりません。こういうのも地味ですが便利な特徴でした。
まとめ:XF10-24mm F4 R OISは広角初心者に最適な一本
富士フィルムのカメラを使うなら単焦点、と言われています。
ですが、
- まだカメラを始めてどういうレンズが良いかわからないという人
- 以前からズームレンズがメインだった人
は富士フィルムでも臆せずズームレンズという選択をしても良いと思うんです。
とくにスマホ画角に慣れた初心者の人にとって、広角ズームというのはベターな選択肢。
というのはスマホカメラの焦点距離はだいたいフルサイズ換算28mm前後(iphone)だからなんですね。
このレンズだとスマホとだいたい同じ感覚で撮ることができる上に、もっと広く・もう少しアップもできます。
本来は画質うんぬんという話もしたかったのですが、それを語るほどは撮っていないので取り回しやすさを中心にお話ししました。
それではまた。
・・・というかこのレンズ欲しい。
めっちゃ欲しい。
実はこのレンズ、X-T3と組み合わせてムービー撮りにもすごく使えそう。
めっっっちゃ欲しい。
・・・が、実は色々あって大三元標準ズームのXF16-55mm F2.8 R LM OISを注文してしまいました。I Y H !
しばらくはこれ以上レンズ増やすのは無理かなぁ・・・。
というわけで次回はXF16-55mm F2.8 R LM OISのアンボックスレビューをしたいと思います!
また次回。