こんにちは、あるびとです。
12月始めに大阪・西梅田にて開催された、「1000000人のキャンドルナイト」(以下100万人のキャンドルナイト)へ行ってきました。
…さらっと言いましたが今回「100万人のキャンドルナイト」が開催されるって気付いたの、当日なんですよね。
Twitterのフォロワーさんのご指摘が無いと完全にスルーしてました。その節は誠にありがとうございました。
さて今回は以下の2つをテーマにお話ししていきます。
- 「100万人のキャンドルナイト」の概要
- キャンドルを綺麗に撮る方法やコツ
ちなみにキャンドルの撮り方ですが、エントリークラスの一眼レフ、またはミラーレス一眼カメラをお持ちの方でも撮ることが出来るように解説しています。
お子さんの写真を撮るために購入されたカメラでも大丈夫です。(夜の撮影なので動き回るお子さんを入れてはちょっと厳しいかもしれません…)
また今回説明する内容はキャンドルだけではなく、イルミネーションにも活用できますので参考にしてください。
※大阪のイルミネーションイベントをまとめました。キャンドルナイト以外にも大阪各地で開催されているのでぜひ参考にしてください。
イベント概要
「100万人のキャンドルナイト」は毎年夏至と冬至に梅田界隈で開催されるイベントで、その名の通りそれはもう沢山のキャンドルが街中に並べられます。
また、開催されている間は20時から22時まで周辺のビルが協力し、普段付いているオフィスの明かりが極力消灯されます。
ですので開催期間中、現地はほとんどキャンドルの灯りだけで照らされるんですよね。
これがまた都会のネオン(古)に慣れた我々にとってはとても神秘的に思えます。
※2019年冬の概要が発表されました!
開催地
大阪市北区梅田1丁目~3丁目の屋外スケジュール
2019年12月4日(水)18:00~22:00
(施設の消灯は20:00~22:00)
※雨天時は翌5日(木)に順延。
6日(木)も雨天の場合は6日(金)に再順延。引用元:OSAKAINFO 大阪観光案内公式サイト
開催場所
2017年冬の「1000000人のキャンドルナイト」は西梅田周辺で開催されました。
大阪のSONYカメラユーザーの方にとっては聖地(?)である大阪SONYストアが入っているハービスENTの周辺ですね。
その他JR大阪駅真横の郵便局跡地から西の方に向かってずっとキャンドルが灯されていて、要所要所では参加者のキャンドル作品が展示されていました。
今回持って行ったカメラとレンズ
さて、今回のカメラはSONY α7II、レンズはフォクトレンダーのスーパーワイドヘリアー(Eマウント用)、コンタックス G マウントのPlanar T* 45mm F2 とSonnar T* 90mm F2.8を持参。
スーパーワイドヘリアーは画角15mmの超広角レンズにも関わらず非常にコンパクト。
だから常に持ち歩いてます。
解放F値がF4.5ですが、超広角ということもありシャッター速度を落としても静物はブレずに写すことができます。そのため昼夜問わず使えるレンズです。
コンタックス Gマウントの二つのレンズはいわゆるオールドレンズ。そしてプラナーとゾナーの名の通り、知る人ぞ知るCarl Zeiss(カールツァイス)ブランドのレンズです。
ですがこれらのレンズの発売はまだ20年くらいしか経っておらず、写りも現代的と言って良いかと思います。
注意点は強い光源がある時だけフレアやゴーストが結構出るということ。こればかりは最新のレンズに一歩ゆずります。
今回はそれを逆手に取ってキャンドルの暖かい光の広がりを捉えようと持ち出しました。あと開放F値が手持ちのレンズの中で低いからというのもあります。
注意点
冬は体の芯まで冷えます。しっかりとした防寒着を着用して出かけてください。
また温度が低い時はカメラのバッテリーは減るのが早くなるので、予備のバッテリーを持って行きましょう。
今どきのミラーレス一眼はモバイルバッテリーからUSB経由で直接充電出来るものが多いので、長時間何枚も撮るということでなければモバイルバッテリーだけで充分かもしれませんね。
実際に私は予備バッテリーは今のところ持っていません。
キャンドルナイトの綺麗な写真の撮り方
個人的見解ですが、こういうイベントものを撮りに行く時は「対象物自体をいい感じに撮る(作品創り)」「イベント全体の雰囲気を撮る(思い出作り)」の二つの目的を持って撮影します。
当然ながら目的別に撮り方は変わります。
今回はキャンドルナイトなので、1.玉ボケを活かした幻想的な写真を撮りたい 2.全体の雰囲気を撮りたい という二つの目的別に私の撮り方をお伝えします。
玉ボケを活かした幻想的な写真を撮りたい
キャンドルの写真で幻想的な写真というと、皆さんどんなものをイメージしますか?
大抵の方はキャンドルの光がふわふわと玉ボケになっている写真を思い浮かべると思います。
ではそんな玉ボケの撮り方ですが、結論を先にまとめると、
絞りを開放にしてピントをキャンドルから外してぐっと近寄る
ということです。
以下でもう少し詳しく説明します。
- 絞りは開放〜ほんの少し絞る程度(F〜という表示を小さくする)
- もしズームレンズならば一番ズームした状態で撮る
- 手前にキャンドルがある場合は極力キャンドルに寄る。奥にキャンドルがある場合は極力被写体に寄る
- ISO感度はシャッター速度が1/レンズ焦点距離 秒以上となるよう調整する
- ホワイトバランスは日陰か曇りにする(好みの色でなければ他のでも大丈夫です)
- 被写体はキャンドルの手前又は奥にある物にする=ピントはキャンドルに合わせない!
注意点:
- 絞り開放値(F値3.5など)が元々暗いレンズは絞らず開放値にセット
- キャンドル自体を被写体にしたい!という場合は、撮りたいキャンドルに加えて別のキャンドルが奥か手前に来るような形で撮る(作例参照)
- 周りの人の迷惑にならないように常に気を配る(重要)
全然寄れない超広角レンズとかでなければ以上の方法でOK。
そしてキャンドル自体が明るくシャッタースピードが稼げるため、三脚無しでもブレずに写真を撮る事が出来ます。もっと高画質な写真を…!という方は当然三脚を使うことをお勧めしますが。
一応スマートフォンでも高機能なカメラアプリ、つまりフルマニュアルで撮影可能なアプリをインストールして上記の方法を実践して頑張ればなんとかいけるはず。
全体の雰囲気を撮りたい
これは簡単です。
- 距離を離して撮る
これだけです。
と言ってはちょっと手抜き過ぎるので、私が意識していることを以下に。
- 引きの写真は暗くなりやすくiso感度を上げたくなるが、後でレタッチをするのであれば可能な限りiso感度を下げる
- AFが迷う時は潔くマニュアルで焦点を合わせる
- 三脚があれば人の邪魔にならないように使う
引きの写真は思い出作りと述べましたが、後にレタッチを行うのであれば意外と良い感じに化けるので、撮って出しのみされる方以外は色々と撮っておくのが良いかもしれませんね。
今回撮った写真
自分のスマートフォンのカメラモードを起動してフレームを作りつつ、キャンドルの玉ボケを作り出しました。近くに被写体が無い場合の一つの解決策ですね。最近私はこのやり方にハマっています。
色々と書きましたが別に玉ボケだけが全てでは無いんです。陰影を活かした写真にもチャレンジしてみましょう。
梅田のキャンドルナイトは常にこの名前を見ますね。主催者でしょうか。
口径食(レモン型の玉ボケ)がかなり出ていますが、優しい雰囲気が出ました。キャンドルナイトは色々な場所にキャンドルがあるので、実際他のキャンドルで玉ボケを作るのはそこまで難しくありません。
ライブビュー機能とチルトモニター機能があると無理な姿勢をしなくても地面スレスレで撮れます。
窓が近くにあったので写り込みを狙って。ビル街のキャンドルナイトはこういうテクニックも織り交ぜると良いでしょう。
バッグ型のキャンドル、発想が面白いですね。でも管理が大変そう…
これは完全にピントを外して玉ボケだけでハート型にしてみました。
色とりどりのキャンドル。
キャンドルから伸びる一筋の光芒が優しい雰囲気を演出していますね。
超広角レンズで力作をパシャリ。
まとめ
キャンドルナイトやイルミネーションで今回紹介した方法を是非やってみてくださいね!
今回ご紹介した撮影方法は、屋内で良い雰囲気の写真を撮る時にも活用できます。
※イルミネーションを綺麗に撮るコツについて新たに記事を書きました!こちらも是非参考にしてください。
それではまた。