2021年も5月が終わる頃、Panasonic Lumix S5 標準ズームレンズキット(DC-S5K)を買っちゃいました。
一眼レフのCanon EOS 5D MarkⅢからの買替になります。
ミラーレスは過去、SONY α7Ⅱ、フジフィルムX-T3と経験済み。
それから何を思ったか、一眼レフのEOS 5D MarkⅢへ。
久々のフルサイズミラーレス一眼、それも久々の新品購入ということで大変興奮しています。
今回は、なぜLUMIX S5 標準ズームレンズキットを一眼レフから買い替える決意をしたか、その6つの理由を書いていきます。
バリアングル液晶で4K動画が撮れるカメラ
最近、自分の中で動画志向が高まっていて、5D MarkⅢでFull HD動画を撮影することにハマり初めています。
5D MarkⅢは動画機として見てもなかなか面白く、フルサイズセンサーでクロップなしのFull HD動画を撮ることができる一眼レフカメラ。
しかし、固定モニターでかつ、手ブレ補正が無いため、完全には満足できていませんでした。
なので、
- どんなアングルでも撮影しやすいバリアングル液晶で
- 4K動画が撮影でき
- 尚且つ写真もしっかり撮影できる
ミラーレス一眼が欲しいなと思うように。
そろそろ一眼レフカメラから、またミラーレス一眼に戻る頃合いと感じていたのもあります。(5D MarkⅢは中古というのもあり、購入時点でだいぶくたびれてました)
そんな私の目の前に、彗星のごとく現れたのがLUMIX S5。
どちらの要求も満たします。
ちなみにCanon R6と SONY α7 Ⅲも検討していました。どちらもLUMIX S5同様に4K動画が撮影できます。
しかし、R6はお値段がかなり高め。(Canonユーザーとしてはやはり行きたかったのも本音)
α7Ⅲはそろそろ次世代の機種が登場しそうな気運。(2020年度フルサイズミラーレスの王者でもあるα7Ⅲに元α7Ⅱユーザーとして食指が動きましたが、この頃α7Ⅲの不具合報告が観測する範囲内でいくつも発生していたのでやっぱ断念。)
他メーカーには無い、ユニークなキットレンズ
LUMIX S5のキットレンズは S 20-60mm F3.5-5.6。
そう、いつもの24-70mmではなく、20-60mm。
ここにクラクラきました。正直な所、この焦点距離にしたのはPanasonicの英断だと思います。
スマホでも超広角の写真が撮れる昨今、24mmは意外と広くないというのが持論。
元々超広角は好き(過去に15mmを持ってた)なので、キットズームが24mmスタートだと必ず後で超広角レンズが別で欲しくなるタチです。
でもそれだと、なけなしの小遣いでヒイヒイ言いながらなんとか生きている、サラリーマンパパにはかなり辛いんです。
だからこそ、20mmスタートのS 20-60mm F3.5-5.6は魅力的に感じるなぁと。
この20mmスタートは動画的にも良いみたいです。
多分後々実感することでしょう。
マグネシウム合金製の本体
店頭で手に持って初めて実感しましたが、マグネシウム合金製のフレームがボディ全体にしっかり入っています。
同様に全体がマグネシウム合金でしっかりしていた造りの、EOS 5D MarkⅢユーザーとしては、ここもビビッときた所です。
対抗として検討していたEOS R6だと、全体的にプラ製で、持った感じ少し安っぽく感じました。(ちなみにR5はしっかりマグネシウム合金フレーム内蔵。さすがそういう所はしっかり差別化するCanon)。
ボディフレームなんてあまり気にしていなかった筈なんですが、そこはしっかり5D MarkⅢに教育されていたみたいです。
程よい大きさ、でも軽い
これもまた5D MarkⅢに教育されていたみたいですが、私はカメラボディはある程度の大きさを求める性質(タチ)。
でも子供も居るので、あまり大きくなって欲しくないというワガママもあります。
LUMIX S5は、バッテリーとSDカード1枚込みでボディ単体が約714g、キットレンズのS 20-60mm F3.5-5.6を装着すると約1064gとミラーレスらしくかなり軽量です。
対してCanon 5D MarkⅢはバッテリーとメディア込みでボディ単体が約890g。
LUMIX S5と比べると180g違います。
iphone12が160gちょいらしいので、1台強の差がありますね。
程よい大きさのお陰で、シャッター周りのグリップも握りやすい感じ。
α7ⅡにSIGMA 135mm F1.8 Artを装着していた頃、グリップが浅くて手を壊しかけたことを思うと合格点です。
ニュートラルでキレイな発色
「色がニュートラルでキレイ」なのが、自分の中のLUMIXに対するイメージ。
元々動画のプロ向けに業務用ビデオカメラを作っているからなのか、落ち着いていつまでも見ていたいような発色だな、と以前から感じていた。
静止画メインだと、結構ハッとするような色を求めてしまうんですよね。インスタが流行るような現代だとなおさら。
だから逆に、最近は落ち着いた色を撮って出しで出せるようなカメラを、無意識に求めていたのかも。
Canonはグッと目を引く発色を出しやすいかなと思います。(結局RAW現像だといじり放題じゃん、と言われればそれまでなんですが、最近現像する気力も時間もなく。シャッターを切った時点で自分の好きな感じに仕上がってて欲しいんです)。
対して、LUMIXは動画向けのフォトスタイル(Canonだとピクチャープロファイルにあたるモノ)もあって、映画で見るような落ち着いた色を、写真でも使用可能なのがとても面白い。
もちろん、静止画向けのフォトスタイルも基本揃えてます。
また、意外とモノクロにも力を入れていて、バリエーションが豊富。
フィルター効果(フォトスタイルに被せて使えるエフェクトのようなモノ)も含めると、かなりバリエーションに。
そんな所にも、なんだか惹かれました。
また、最近追加されたL.クラシックネオというフォトスタイルが、かなり変わった色でこれも興味深い感じ。
と、つらつらと考えていると…あれ、LUMIX S5、色のバリエーション、意外といいんじゃない?という結論になりました。
LUMIXの将来性
LUMIX S5に決めた最後の理由は、ずばりコレです。
正直、Canon やSONY、富士フイルムなどと比べるとイマイチパッとしないLUMIX。
AFはコントラストAFであんまり・・・と言われることも多いです。
ですが、動画の信頼性にかけてはマイクロフォーサーズのGHシリーズも併せ、ピカイチなものを持っていると感じたんですよね。
写真撮影性能が各メーカー全てで「もうこれ以上はあんまり変わらないかな・・・」というラインが見えてきている現在、手軽に高画質で信頼のおける動画撮影機能は新たな指標になると確信しています。
というより、各カメラメーカーどこを見ても動画性能に力を入れ始めていることが、その証左でしょう。
もちろん、カタログスペックだけ見ると、例えばEOS R5は8K動画を世界で初めて撮影可能にしたコンシューマーカメラで、突出しています。
しかし、それは安定して撮影できるのかというと、一時かなり話題になった熱暴走問題を思い起こすと、疑問符が付きます。(でもCanonが率先してチャレンジしてくれたお陰でまた一段と技術が進化していくと思うと、Canonに敬意を表さずにはいられません。)
元々、Panasonicはプロ用のビデオカメラ(カムコーダーと言うらしいです※ここら辺はズブの素人なので悪しからず)を扱っていることもあり、その知見をLUMIXシリーズに存分に活かしていることを大いに期待しています。
ちなみにコントラストAFにしているのは、画素欠損を無くし、画質への影響を可能な限り無くすためだそうです。(フォトグラファーの自分としては、少々苦しい言い訳に聞こえないこともないですが)
そんなわけで新しい相棒とこれからたくさんの思い出を作っていく
実はまだまだLUMIX S5に惹かれた部分はあるんですが、その中でも特に強い理由が6つということでした。
実はボディ内蔵手ブレ補正単体で5段分だとか、簡単にスロー&クイック映像が撮れちゃうとか、アスペクト比を色々変えれちゃうとか6K/4Kフォトとか、動画撮影開始ボタンが単純にカッコイイとか・・・。
語り始めるとキリがないんですが、とにかく新品で買っちゃうくらいにはしっかり魅了されました、LUMIX S5。
これからLUMIX S5と S 20-60mm F3.5-5.6と共に写真だけじゃなく、映像作成にもチャレンジしていきたいと思います。
それではまた。