【作例】長居公園の朝散歩【TAMRON SP AF 180mm F3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1/Model B01Eほか】

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長期休みで家に居ると、「パパ、お外行こ!」と言われる歳になりました。

とは言っても近年の夏の暑さは激しさを増し、外に居るだけで罰ゲームかと思うほど。熱中症のリスクもあるし、あまりお外には行かない方がいいよと子供にアイコンタクト。

ですが子供からするとそんなこと知ったことではありません。そもそもアイコンタクトが通じる歳でもありません。空気も読みません。空気は子供が作り出すもの。

と、いうことで最近お迎えしたTAMRON SP AF 180mm F3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1/Model B01Eを持って長居公園へ朝の散歩と洒落込みました。目的地は公園内の植物園と博物館。

洒落込みました、って書きましたが実際は照りつける太陽と元気がモリモリ湧いてきてアクセル全開の子供にウンウン唸りながらの行軍であったことを申し伝えておきます。あと電車は人がガラガラであったことも。

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望遠単焦点マクロレンズをスナップレンズとして使う

この日は8月中旬。お天道様がMAXパワーでした。

その中でTAMRON SP AF 180mm F3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1/Model B01E、つまり望遠単焦点マクロなんてクセのあるレンズを持ち出しました。更に言うと今回はマクロレンズとして使っておりません。単なる望遠レンズとして使いました。

いやいやマクロレンズでしょ?おかしいよ?と思うことなかれ、普通に良い描写なんですこのレンズ

更に180mmなので余計なものが全く写らないんですこのレンズ

カンカン照りなのでAF速度も普通なんですこのレンズ

あと結構軽いんですこのレンズ※主観です(三脚座無しで約870g)

ということで撮ってきた写真をご覧ください。あ、180mm以外にEF50mm F1.4 USMも使いました。こちらはこちらで安定感のあるレンズなので常に一緒に持ち歩いてます。

日差しと子供と戦いながらの撮ってきた写真

TAMRON SP AF 180mm F3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1/Model B01E

Tamron 180mm F3.5マクロは写したくない物がちゃんと写らない、という点が私としては高評価です。

それは画角という意味でも、背景を目一杯ボカせるという意味でも言えます。

太陽光いい感じに跳ね返しそうなソリッドな被写体で描写テスト。開放ですがフリンジがほぼ出ていないように見えます。

この条件、EF50mm F1.4 USMの開放近くなら盛大にフリンジが出るはず。

どこにでもある木が素晴らしい被写体になります。

とりあえず開放にしておけば、背景が溶けて撮りたい物だけ浮かび上がらせることができますね。

逆にこちらはF9まで絞り込みました。

葉がかなり細かいところまで改造していますが、背景はまだまだボケています。左下をよく見ると玉ボケ出ています。少し角張っていますが充分丸く感じますね。

お次は長居スタジアムを遠くから木々と一緒に撮影しました。積乱雲ぽい雲も少し見えていて夏っぽい写真になりました。

絞りは中途半端ですがF7.1。建造物も木も遠くに見える雲もしっかり写っています。

スタジアムライトをモノクロで撮影してみました。

モノクロはカラーよりもよくその形が表現されて、こういうソリッドな被写体で使うとかっこよく写ります。

それにしても鉄骨の一本1本まできれいに改造していますね。マクロレンズはマクロだけではなく遠景にも使えるっていうのは本当だと実感しました。

EF50mm F1.4 USM

EF50mm F1.4 USMも相当古いレンズですが、絞りの開け閉めで明らかに描写が変わる、とても使いがいのあるレンズです。

開放付近のフワッとした描写、オールドレンズ気味のボケもさることながら、絞った時のキリッとしたクリアーな描写も私、大変好きなんです。

季節外れの黄色い銀杏。あまりの暑さにイエローシグナルを出しているんですかね?それともこういう品種?

これはF2.8まで絞りました。シチュエーションもありますが、すごくキリッとした描写ではないでしょうか。EF50mm F1.4 USMの描写はF2、F2.8、F4以降でグッと変わる印象です。

F2まではボケ感重視、F2.8はバランス、F4からはキリッとクリアーな描写といった模様。

あとは求める表現、シャッター速度、環境との相談かなと。

これはF4。EF50mm F1.4 USMで構造物撮る時はとりあえずこれ以上に絞ってます。

とは言いつつも必ずしもこの被写体だからこの絞り、ってわけでも無く。

道端の雑草ですが、絞り開け気味で撮ってもなんだかしっくりこなかったので、F5.6まで絞っています。ここまで絞ると全体的に均一な感じになって、どういうシチュエーションでも安心。

まとめ

マクロレンズって、よく遠景の描写も良いって言われます。それがよくわかりました。最後らへんの写真とかは背面液晶を見た時点であっ、いいな。って思いましたもの。

そしてこの類のレンズとしては軽量なのも素晴らしいですね。50mmと90mmとこのレンズと子供と出かけてもなんとかかんとか。

また、EF50mm F1.4 USMは180mmと一緒に持ち出す時は安定感を発揮してくれて大好きです。50mmで置きに行って、180mmを飛び道具的に使う、みたいな。

さて、現場は相当暑く、熱中症になりやすい子供に相当の頻度でお茶をあげたり、目的地へ着くまでに相当寄り道したり、相当相当祭りでヘトヘト。

子連れの性でなんやかんやありまして、なんとか植物園に到着しました。ちなみに長居公園駅から植物園まで1時間経ってました。大人一人なら15分くらいの道程ですね。

そんなこんなありましたが、

「ヨシ!色々なお花とか見た後に博物館で涼もうね」

って声をかけようとしました。というかかけました。

すると、

「パパ!動物園!」

「え?なんて?植物園だよね?」

「動物園!ライオンさん、見たい!」

(心がポッキリ折れる音)

次回、「流石に帰り1時間炎天下は無理なので最後の気合を振り絞り肩車しましたよこれは修行だ、修行なんです待ってろよ天王寺動物園、いやもう気合0です勘弁してください編」へ続く。

今回使ったレンズ

※ただし廃盤のため、新品で同焦点距離のレンズはこちら

フィルター径は72mm(Canon純正180mmマクロレンズも同様)

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Tamron SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1 (Model B01)についての記事は以下から飛べます(本記事含む)。廃盤ですが、描写力と価格(中古)を考えたら良いバランスのレンズだと思います。

>>>TAMRON SP 180mm F3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1/Model B01Eを令和にお迎えしました

>>>望遠マクロレンズを早速持ち出してきて分かったこと

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それではまた。