【FUJIFILM X-T3用】縦位置バッテリーグリップVGーXT3レビュー: ホールド感大幅UP!重量級レンズのバランサーにも

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こんにちは、あるびと(@arbit_13)です。

今回はFUJIFILM 縦位置バッテリーグリップ VG-XT3をレビューしたいと思います。

FUJIFILM X-T3をお持ちの方は一度は検討したことがあると思います。

そこで今回は

  • バッテリーライフ
  • ホールド感
  • 実際に必要な場面

を中心にお話します。

では目次です。

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富士フィルム縦位置バッテリーグリップVG-XT3概要

富士フィルムVG-XT3はX-T3に装着するバッテリーグリップです。

VG-XT3は本体のX-T3と同じく、防塵・防滴・耐低温-10℃に対応。

さらに付属のACアダプターを使ってVG-XT3本体に入れたまま一気に2個充電でき、さらに約2時間でフル充電できちゃうすごいヤツです。

操作系はレリーズボタン、フォーカスレバー、AE-L/AF-Lボタン、コマンドダイヤル、Qボタン、Fnボタンがあり、横位置撮影とあまり変わらない操作ができます。

特にフォーカスレバーが縦位置でも使えるのがいいですね。

VG-XT3をX-T3に付けたら何かいいことあるの?

縦位置撮影が簡単に

VG-XT3はいわゆる「縦グリ」とも呼ばれ、無いときよりも縦位置撮影が簡単になります。

と、いうのはVG-XT3自体にもシャッターボタンがあり、縦に構えた時にちょうど右手人差し指のところにボタンが来るからなんですね。

これで手首をムリに曲げたり、脇を開いて不安定な姿勢にならざるを得なかった縦位置撮影の安定感が一気に向上します。

一般的に縦位置撮影が多いと思われるポートレート撮影などに威力を発揮するでしょう。

 

グリップ力があがる

縦グリはCanonやNikon、SONYなど他メーカーのカメラでも当然あります。ですが富士フィルムの縦グリはひと味違います。

なんと横位置でもグリップ力が上がるんです。

写真で見ていただいた方が早いんですが、横位置の時の追加グリップも縦グリに付いているからなんですね。

これで横位置でも深くグリップを握ることができます。

これはなかなか面白い仕組みだと思いました。

 

バッテリーライフが3倍!

VG-XT3にはバッテリーを追加で二個入れることができます。

そして本体に一個入れたままで装着できます。

つまり合計三個を内蔵することにより、縦グリ無しの時よりも単純に3倍バッテリーライフが増加します。

これも個人的にはビックリ。なぜなら他社のグリップ、私の知る限りは縦グリをつけるときは本体のバッテリーを外し、その部分へグリップのアタッチメントを入れる形だからです。

おかげでバッテリーライフが少なめのX-T3でも約1100枚程度連続で撮影できます。(ノーマルモード時)

重いレンズを付けたときのバランサー

VG-XT3を本体に装着・レンズ無しの状態で計ると合計約930gでした(バッテリー3本込み)。

ギリギリ1kgは切ってますが、単純にカメラ全体の重さが上がって取り回ししにくくなった、と思われがちですが、重いレンズをつける場合はむしろ逆。

見出し通りですが、縦グリをつけたカメラは重いレンズを付けたときのバランサーになり、撮影時の安定度が増して手が楽になると言われてます。

言われている、と申し上げたのは・・・実は重いレンズ、今はまだ手元にないんですよね(爆)。

縦グリを付けてもモニターはちゃんと稼働

そのままですが、ノーマルで横にも縦にも便利に稼働した3軸モニターは縦グリを装着してもしっかり稼働します。

ほんの少し横位置のときは出しにくい感じもしますが、許容範囲内かと思います。

縦グリがなぜ必要になったのか

実は本当は縦グリは買う予定なんて無かったんです。

じゃあなんで買ったの、ということなんですが、それは近々知り合いの依頼でヘアスタイル撮影+αをすることになったから。

ここで前項で挙げた縦グリをつけたときのメリットが生きてきます。

  • 縦位置撮影がしやすく、グリップ力もあがるのでポートレート撮るとき簡単になる。
  • バッテリーライフが大幅に上がる
  • 重いレンズを付けたときのバランサーになり、手が疲れにくくなる

私が一番重要だと思うのはバッテリーライフの大幅増加

依頼された内容によると、ほぼ一日仕事らしくバッテリーを複数個用意しないと充電がまず間に合わないと想定。

その上で他のメリットである縦位置撮影のしやすさと重量級レンズのバランサーを見込んで今回縦グリを買うことを決めました。

・・・ん?重いレンズ手元にないって言ってたよねって? 

まとめ:縦位置グリップは重いレンズを付けた時に活きる

富士フィルムのレンズは、ほとんどが軽いものばかりです。フルサイズのレンズの中でも重量級のSIGMAレンズ沼に片足突っ込んでいた私としては圧倒的に軽く感じます。逆にマイクロフォーサーズや他のAPS-Cを使っていた方々からすればそれほど軽いとは感じないかもしれませんが、そこは人それぞれということで。

したがって、なんらかの必要に迫られない限り、縦位置グリップは優先順位が低いアクセサリーだと思います。

下手したら一本単焦点レンズが買えたりする値段ですし、さらにバッテリーも二個買う羽目になるので、導入するかどうかはしっかり検討すべきでしょう。

それでもいわゆる大三元レンズを導入、なおかつ一日中絶え間なく使用する予定があるのであれば、非常におススメできるアクセサリーです。

・・・ということで私、縦グリと一緒に大三元標準ズームのXF16-55mm F2.8 R LM WR を手に入れてしまいました。

もう清水の舞台から飛んだ気分です。飛んで戻ってこなさそうです。

この記事を書いている時点では、お取り寄せのためまだ手元にないのですが、届きましたらご報告させていただきます。

※FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WRを購入しました。縦位置バッテリーグリップVGーXT3とも組み合わせた写真をたくさん掲載しています。ご参考にしてください。

※FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR、縦位置バッテリーグリップVGーXT3で和歌山県加太を撮影してきました。バッテリー切れ知らずでした。縦位置も非常に撮影しやすかったです。

※XF50-140mm F2.8 R LM OIS WRをレンタルしました。やはり重量級レンズには縦グリ必須だと思います。

FUJIFILM X-T3のシンクロターミナルキャップ(ストロボケーブル端子カバー)が買えるのはどこ?
FUJIFIL X-T3でよく無くす部品の一つ、シンクロターミナルキャップ(ストロボケーブル端子カバー)。当然のごとく私も無くしたので、買える場所を調べてみました。

それではまた。