RB67で中判モノクロフィルム初体験 【Kodak 400TX(TRI-X400)】

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突然ですが、モノクロで写真を撮ったことってありますか。

白と黒のグラデーションだけで写し出される世界ってけっこうオツなものです。

デジカメだと意識してメニューを選択しないととモノクロで撮るということに気が向きませんが、フィルムだと実際にカメラ屋さんの店頭に並んでいて、否が応でも目に入ります。。

その内、自然とモノクロフィルムで撮ってみたくなるのです。

ということで、今回はKodak 400TXというモノクロフィルムに挑戦してみました。

特徴はこんな感じです。

特長 ・微粒子
・広い露光ラチチュード
・高いシャープネス
・高解像度

利点 ・高品質の画像を再現します。
・露光アンダー気味または露光オー バー気味のネガティブから品質の 良いプリントを得られます。
・中位の倍率に引伸しても、プリント 上で被写体のディテールが保たれ ます。
・ディテール再現に優れます。

引用元:コダックアラリスジャパン株式会社  KODAK PROFESSIONAL TRI-X400データシートより

発売元のコダックアラリスジャパンさんのホームページにモノクロフィルムのデータシートがあり、そこから引用させていただきました。

これを眺めてるとフィルムって化学技術のカタマリなんだなって実感。

実感するだけでちんぷんかんな内容ですけど。

では百聞は一見にしかず。早速撮ってきた写真をご紹介します。

…が、実は3枚しか写真がありません。理由は以下の通り。

  1. 6×7判の撮影可能枚数は10枚
  2. 現像から戻ってきたネガをチェックしたらそのうち2枚が真っ白
  3. さらに5枚は家族を撮影…あとはわかるね?

ともかく、Kodak 400TXがどんなものなのか。

さらに中判カメラのRB67との組み合わせでどんな写りをしているのか。

3枚だけですがご紹介します。

YouTube始めました!

Kodak 400TXで撮影した今回の写真について

 全て私が撮影した写真で、特に断りがない限り全て下記機材を使用しています。

カメラ: MAMIYA RB67 Professional S

レンズ: MAMIYA Secor C 90mm F3.8

フィルム: KODAK 400TX

ヘッダー写真含めて全て手持ち撮影です。

また、自前のフラッドヘッドスキャナー EPSON GTX-970にてスキャン。

仕上げはPhotoshop Lightroom CCにて行なっていますが、明るさを一部変更のみでシャープネス系はいじっていません。

Kodak 400TX作例

早朝、路上で日向ぼっこしていた猫がいたのでそっと近づいてバシャコン(シャッター音)。

機嫌がよかったのか、人になれていたのか、目の前1mくらいに近づいても逃げませんでした。

その間にRB67のファインダーをのぞいて画角調整。

こちらをちらっと見た瞬間をきっちり撮れたので大満足です。

カラーと違って色情報がない分、撮ったものの質感がきっちり描写されています。

さらに、写りはかなりシャープ。ハイライトからシャドウまで私好みな描写です。

モノクロはとりあえず身近なモノを写しとけばオシャレに見える()と謎の確信を持って自分の脱いだ靴をバシャコン(RB67のシャッター音)。

落ち葉と土、靴と全て茶色系統の色なんですよね。

特に落ち葉と土は見分けがつかないかと思いきや、ちゃんと分かります。

フィルムのおかげか、レンズのおかげか、

それとも中判フォーマットのおかげなのか…。

6×7判の特徴にも助けられて2枚目よりも好きな感じ。

靴だけがバッチリ浮き上がるように写りました。

これはMERREL(メレル)というメーカーのジャングルモックというシリーズ。

この靴、とにかく履きやすい。そのうえアウトドアシューズメーカーらしく、雨にも強い。

見た目はモコモコでかわいいのに耐久力もあってとても気にいってる靴です。

Merrell(メレル) メンズ ジャングルモック スリッポンシューズ
MERRELL(メレル)
モックからアイデアを得たスリッポンシューズ。ゴムのサイドゴアでぴったりフィット。汚れのつきにくい防水レザーアッパー。

KODAK 400TX初体験まとめ

  • シャドウからハイライトまで階調がとてもなめらか
  • 解像感もある
  • それでいてiso400で曇りでも使いやすい

これって結構万能なフィルムなのではないのでしょうか。6×7判なので粒子感もそれほどありませんし。

もっと色々なモノクロフィルムも使ってみないと結論は出ませんが、将来の常用モノクロフィルム候補エントリーですね。

次はちゃんと10枚撮るぞ。

RB67記事まとめ:

それではまた。